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セサミンとゴマリグナンの関係性とはなにか

ゴマリグナンとは

ゴマには多くの健康効果があると知られていますが、その一部はセサミンやセサモリン、セサモリノールによるものとされています。
これらの成分を包含した、ゴマの抗酸化物質をまとめて「ゴマリグナン」と呼びます。

この記事では、ゴマリグナンに含まれるセサミンとそれ以外の成分について簡単に解説します。

ゴマリグナンにセサミンが含まれている

そもそも「リグナン」とは何でしょうか。これはポリフェノール※1の一種で抗酸化力や炎症反応を軽減する働きがあります。
腸内細菌の働きで女性ホルモンのエストロゲンと似た成分にも変化するので、更年期障害の予防や改善に効果的だと言われています。
それ以外にも、肥満予防効果や血中のコレステロール値低下効果、骨粗鬆症への効果が期待されています。
リグナンはゴマや亜麻に多く含まれており、ゴマに包含されているリグナンは主に三種の成分によって構成され、その一種がセサミンです。
ゴマをそのまま食べても消化されずに体外へ排出される成分であり、ゴマ油でも摂取できないものとなっています。
ゴマリグナンのうち、脂溶性リグナンはゴマの種子 に1%しか含まれていない希少な成分であり、その中にセサミンはたった0.5%ほどしかありません。

※1ポリフェノール:植物が持つ苦味や渋味、色素の成分となっている化合物のこと。有名なものはブドウに含まれるポリフェノール。

ゴマリグナン中の成分

ゴマリグナンは水溶性リグナンと脂溶性リグナンとに分けることができますが、そのうち脂溶性に該当するのがセサミン、セサモリン、セサモリノールといった三つの成分です。
これらは血中の脂質濃度低下やコレステロールの吸収と合成の抑制、抗炎症作用や免疫調整作用もあるのではないかとされ、期待されています。
以下はゴマリグナンに含まれる成分の一覧です。

●セサミン:ゴマに含まれる1%の 脂溶性リグナン中、五割ほど含まれています。アルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽減する効果があるとされています。

●セサモリン:セサミンと同じく活性酸素除去に役立ちます。

●セサモリノール:セサモリンから生まれる抗酸化効果のある成分です。この働きによってゴマ油の酸化を防いでいるとされます。

この三種の成分中、セサミンは胃で分解されずに門脈※2で吸収されるため、肝臓へ直接働きかけることが可能です。ただし、含有量が少ないのでサプリメントという形で摂取することが推奨されています。

※2門脈:脾臓や消化器からの血液を集め、肝臓へと送り出す器官のこと。

セサミンを効果的に摂取しよう

このように、ゴマには抗酸化作用などの様々な働きを持つ成分が含まれています。
しかしその含有量の少なさから、セサミンをゴマから直接摂取するよりもサプリメントで摂ったほうが適切だとされています。
サプリメントには、セサミン以外にも抗酸化作用を持った成分が追加配合されているものもあります。
どうせ摂るのなら効果的にセサミンを摂取して、健康効果を実感しましょう。