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ゴマのなかの油に含まれるいろいろな成分

ゴマのなかの油に含まれる脂肪酸の種類

ゴマに包含されている油には、二種類の脂肪酸が含まれています。ひとつは「リノール酸」と言い、もうひとつは「オレイン酸」と言います。

●リノール酸:不飽和脂肪酸の一種で、体組織に栄養を与えて元気にする働きがあります。脂肪をエネルギーに変える酵素に働きかけるので、脂肪の分解と消費を促します。
血中の悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、それによる動脈硬化の予防効果があります。
ほかにも筋肉増強効果があり、アレルギーを抑制する効果もあると言われています。

●オレイン酸:一価不飽和脂肪酸に該当する油で、血中の悪玉コレステロール値を下げる効果があります。
ほかにも動脈硬化を予防する効果もあり、腸に刺激を与えて便秘を解消する効果があるとされてもいます。

ゴマに含まれる脂溶性の抗酸化物質

ゴマのなかの油には脂溶性抗酸化物質が含まれています。その代表的な成分が「ゴマリグナン」と「ビタミンE」です。それぞれ活性酸素を除去して、細胞の酸化を防ぐ効果があります。

●ゴマリグナン:抗酸化力や炎症を抑制する効果があるほか、腸内で細菌と合わさると女性ホルモンのエストロゲンと似た成分に変化します。
悪玉コレステロール値を下げ、これの酸化を防ぐことで動脈硬化や生活習慣病の予防にも効果的とされています。
また、エストロゲンと似た成分に変化することから更年期障害、骨粗鬆症の予防や改善にも効果があると言われています。

●ビタミンE:植物油や果実類などの多くの食品に含まれていて、ゴマリグナンと同じく抗酸化作用で細胞の老化を遅らせる効果があります。生活習慣病の予防改善効果もあるとされています。
血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑制することで、毛細血管を広げる作用があるとされ、血流改善効果が見込まれています。過酸化脂質の生成を防ぐことで血液を流れやすくします。
この血流改善効果で全身に血液が行き渡るようになれば、細胞の新陳代謝も活発化し、肌に艶や張りが出る効果も期待できます。抗酸化効果で紫外線の害から肌を守ってもくれます。

ゴマの力を実感しよう

このように、ゴマに含まれる二種類の脂肪酸や脂溶性抗酸化成分には様々な健康効果が期待できます。もちろん、ゴマだけを摂っていれば良いというものでもありません。
ゴマと併せて多くの食品を摂ることにより、さらなる健康効果も期待できるのではないでしょうか。